


DTM 通信 Lesson
どんな楽曲でもカラオケ制作!必要な耳コピ5つ

カラオケ制作 (楽曲の耳コピ)に必要な耳コピの種類を5つに分けてみました。
メロディの耳コピ
鼻歌で歌えたらOK
早いフレーズは、速度を落として聞いてみます。
🔰鍵盤が苦手な方は、鼻歌からメロディをmidiにする裏技もあります。
リズムの耳コピ
速度を落として聞いてみます。
手を叩くなどしてリズムを取ってみます。
🔰パソコンの操作が分かればどーにかなります笑
コード(和音)の耳コピ
コードの耳コピはいろんな方法、コツがあります。
ひとつずつみていきましょう。
その1 耳コピアプリの使用
耳コピアプリを使うと1分もかからずコードを表示してくれます。
おすすめ YAMAHA(ヤマハ)
9割は合っています!!!
短時間で表示してくれる本当に優秀なアプリです。
その2 聞こえた音からコードを考える
コードをとる方法として
聞こえた音からコードをあてはめるという方法があります。
やり方は
①一番低い音を探す
②高い音を探す
③その他の音を探す(できれば)
④聞こえた音からコードを考える
例えば、ドとソが聞き取れたとします。
推測されるコードは
C ド ミ ソ
Cm ド ミ♭ ソ
このような方法で、コードを探してみます。
その3 曲のキー(スケール)からコードを探す
どんどん難しくなってきました 笑
でも大丈夫です!ご安心ください(^ ^)
スケールとは?
ドレミファソラシド のことをスケールと言います。
ダイアトニックコードとは?
ドレミファソラシド を使ってできるコードのことです。
1つのスケールに7つのダイアトニックコードがあります。
例 Cメジャースケールの場合
スケールは ドレミファソラシド
ダイアトニックコードは
C Dm Em F G Am Bm-5
つまり、
曲のスケールが分かれば、歌いながらダイアトニックコードを試してみるだけです。
7つ試してみるだけなので、時短になるはずです^ ^
曲のスケールを探す方法
スケールを探す方法として
曲の最後のコードや音でスケールを判断する
という方法があります。
やり方は
①曲の最後のコードを探す。
24個のコードを試すとどれかヒットします。
(メジャー12種類と、マイナー12種類 )
②最後のコードがCだった場合
答え
Cメジャースケール キーC
ということで、ダイアトニックコード
C Dm Em F G Am Bm-5
この7つのコードを試すとどれか合います。
ですが、途中転調している曲にこの方法は使えません😭
曲のキーが分かるようになるには?
楽曲のキーを特定するには、音感が必要です。
ここで言う音感とは、
主音はどの音なのか?
どの音が一番落ち着くか?
という音感です。
残念ながらこの音感は、いくら音楽理論を学んでも身につくものではありません。
身体と脳に感覚を覚えさせる
ことが必須になります!
※重要※
最短で楽曲のキーが分かるようになる方法
12キーのスケール(メジャー、できればマイナー3種)の練習
カデンツ(コード2-5-1)の練習
全調で弾く(移動ドの練習)
上記の練習で、音感が矯正されます。
クラシックピアノを習われていた方は、嫌な思い出が蘇ってきたのではないでしょうか?笑
でもご安心ください。
ミスしてok
覚えなくてok
指1本でok
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
音感を鍛える訓練ですので
楽器練習のように、ノーミスで完璧に弾く練習は入りません!!
むしろ、そこに時間を使うと習得までに時間がかかります。
とにかく、全調で弾いてみることが近道になります!
練習の仕方は、例えばキーCの場合
ドレミファソラシド
とCメジャースケールを弾きます。
カデンツは
Dm G7 C
とコードを弾きます。
それともう一つ
移動ドの練習 です。
練習方法は
ドレミでメロディを歌いながら12キー全て弾きます。
もちろん固定ドでも良いのですが、移動ドですと後々便利です。
移動ドのド位置がスケールになります。
まとめますと、
★スケールとカデンツを練習
★移動ド(固定ド)で歌いながら全調で弾く
更にスクールでは、お好きな曲が何のキーなのか当てる練習をしています。
キーが分かれば、ダイアトニックコード7種を試してみるだけです。
もし7種とも合わない場合は、転調しているということです。
合わない箇所は、フレーズからスケールを探しダイアトニックコードを弾いてみるとほぼ合います。
練習期間はどのくらいで効果が出る?
1年ほど訓練しますと簡単な曲の耳コピはできるようになります。
ここで言う簡単な曲とは
転調しない楽曲
テンションコードが使われていない楽曲
のことです。
難しい曲とは、
Aメロやサビの途中で転調している
テンションコードが入っている
楽曲のことです。
例えば、
King Gnuさんの傘
キリンジさんの愛のCoda
※こちらのイントロのコード進行は難解です。
今までコードの耳コピをしてきた中でトップ3に入ります。
などは、難しい楽曲になります。
ですが、何のスケールか特定できるようになると難しいコードもわかるようになります。
テンションコード、
セカンダリードミナント、
裏コード
ボイシングの変更
などの応用で、難しいコードもわかるようになり上達します^ ^
使用されている楽器を聞き分ける耳コピ
ここからは、パソコンで制作されている方が対象となります。
ソフトをお持ちでない方は、こちらのフリーソフトがおすすめです。
Windows、Macどちらも対応してます。
無料のスタジオワンで制作したインストです。
♬だから僕は音楽を辞めた ヨルシカ
こちらは、Logicという有料ソフトで制作しています。
♬群青 YOASOBI
耳コピしたい楽器がバンドなど生楽器の場合、YOUTUBEなどでミュージックビデオをみると把握できることがあります。
シンセサイザーを使った楽曲の場合(EDMなど)は、パソコンの知識が必須になってきます。
まずは、それぞれの音がどのカテゴリーになるのか、分かるようになることが大切です。
そのためには、シンセサイザーに入っている音をたくさん聞くことです。
1小節でも良いので、全楽器を耳コピして打ち込んでみるとシンセサイザーの音をしっかり把握することができます。
楽器を単音で聞くのと、他の楽器を合わせて聞くのでは聞こえ方も違ってきます。
いろんな発見や疑問が出てくることで上達へと繋がります。
♬Face Down 嵐
Logic、ボコーダー使用
音色を近づける耳コピ
バンドなどは、使用する楽器がわかっているためそんなに苦労しないのですが、
EDMのように、シンセサイザーを使っている音色を似せるにはいくつか方法があります。
似ているサンプリング素材を探す
音探しに必要なのは執念!!!
そっくりな音を探すのも一つの方法です。
サンプリング素材といいます。
SPLICE (スプライス)というサイトは、サンプリング素材で有名な会社です。
こちらは、膨大な量のサンプリング素材があります。
初心者の方は、何て検索したらいいの???
となるところです。
下記に音色の検索ワードをアップロードしました。
シンセサイザーやエフェクトの知識をつける
シンセサイザーに元から入っている音のことをプリセットと言います。
プリセットの音をちょっと調整したらもっと音色が近づくのに、、、
というご経験はありませんか?
例えば
ディレイを短くしたい
リバーブを切りたい
音をこもらせたい
ピッチをずらしたい
声を加工したい
サンプリングした音を加工したい
音を短くしたい
歪みを足したい
音圧をあげたい
ミックス
などです。
解決するには、シンセサイザーとエフェクト の知識が必要となります。
理想の音にしたい!思ったときに、
これとこれをいじったら〜
このエフェクトをこの順番で刺したら〜
もしかしたら〜
の想像ができるようになります。
音色を近づける耳コピは、ピアノのレッスンで言うところの
ソナタくらいの上級レベルです。
かなりの勉強が必要になってきます。